2012年02月03日

かぜと抗生剤

熱とのどの痛みだけ
熱と鼻水だけ
まして,熱だけ・・・では,
かぜとは限らないので注意が必要ですが,

くしゃみ・鼻水・鼻づまり・・・といった鼻炎症状と,
咽頭痛や違和感・・・といった咽頭炎症状,
それに咳が,
急性に(昨日から,一昨日から),
同時に,同程度に起こってきた・・・
となれば,やはりウイルス性のかぜの可能性が高くなります.

この場合,抗生剤などは通常必要なしということになるのですが,
やっぱり抗生剤が欲しいのです・・・,
とおっしゃる患者さんが意外と多いです.

インフルエンザウイルスには
有効な抗ウイルス薬がいろいろ開発されていますが,
かぜの原因となる多くのウイルスに効く薬はありません.
抗生剤もウイルスには効きません.
効果があるのは細菌感染です.
(それも感受性のあるものだけ.
耐性になっていたらだめなのです)

ですから,抗生剤を処方するのは
次の様な場合になります.
細菌性の副鼻腔炎を起こしている場合.
細菌性の肺炎を起こしている場合.
溶連菌による咽頭炎の場合.
それにもちろん,重症な菌血症や髄膜炎,心内膜炎・・・などが
隠れている場合.
重大な慢性の病気にかかっている場合.
(よく,基礎疾患がある,といいます.)
などですね.

抗生剤の乱用は耐性菌を生み出す原因に
なってしまいます.

また,マイコプラズマ,クラミジアなども一般抗生剤は効果ありません.
マクロライド系・テトラサイクリン系などの
抗菌薬を使う必要があります.


タグ :かぜ抗生剤

Posted by ママさんドクター  at 15:29 │Comments(0)TrackBack(0)とうきょうキッズメディカルスクール

この記事へのトラックバックURL

http://kidsmed.tamaliver.jp/t206072

※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい